金融資産(お金・不動産・株・債券・税金)を増やす最適な方法を教えて欲しい。
とも
お金に働いてもらうという言葉がある通り、お金がお金を生みます。
格差社会を科学的に証明したことで、世界各国で話題となり、日本でも連日メディアを騒がせたフランスの経済学者であるトマ・ピケティは自身の著書「21世紀の資本論」で格差の正体を証明しました▼
つまり自分の労働力(会社員)よりも、自分の金融資産(貯金、不動産、株、債券)に働いてもらう方がお金が増えることを約15年もの歳月をかけて、世界の税務データから証明したのです。
つまり、お金を増やすには、金融資産を運用することが大切だということを、まず1番初めに頭に入れておいてください。
では、金融資産をどの金融商品に投資して運用したらいいのでしょうか?
この記事で詳しく解説していきます。
あなたもお金に働いてもらう方法を知ることで、金融資産でお金を増やし、稼ぎ、自由で豊かな人生を手に入れましょう!
金融資産を増やす方法
サラリーマンは生涯税金1億円のレールを歩いている
まず初めに、自由を獲得するには、「経済的独立」が必要です。
例えば、1億円を所有していれば、多くのサラリーマンのように嫌な仕事を嫌々やるようなことはしないでしょう。ストレスを抱えてまで、わざわざ会社にしがみつく必要がないからです。
そんな1億円ですが、幸福の資本論の著者、橘玲氏によれば、サラリーマンは生涯賃金3〜4億円のうち1億円は税金で消えると警鐘を鳴らしています。
これは同著者の「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」でも記載されており、内容は下記の記事で詳しく紹介していますので、ご興味ある方はご一読ください▼
例えば、サラリーマンは、会社が折半している企業負担分の社会保険料と厚生年金料を加えたら約30%も支払っています。
額面では約20%しか天引きされていないように見えますが、会社負担分を含めたらそのくらいになります。
このことは僕も独立してから気付いたのですが、国はサラリーマンの負担を軽く見せるために天引きという巧妙なシステムを導入しているんですね。
そして会社が負担している分の社会保障費も当然、人件費、つまり労働力に含まれているのです。
したがって、年収600万円の人の実質年収は年収686万円となり、約200万円くらいは税金として消えている計算になります。
お金と幸福の3つの法則
- 年収800万円(世帯年収1500万円)までは、収入が増えるほど幸福度は増す。
- 金融資産1億円までは、資産の額が増えるほど幸福度は増す。
- 収入と資産が一定額を超えると幸福度は変わらなくなる。
世の中では、お金があれば幸せになれるという認識が一般的ですが、数々の研究によれば、人が幸せを感じるのは年収800万円までといいます。
これだけあれば教育、旅行、外食、住居などの生活費を払う上でお金のことを気にしなくて済むからです。
限界効用逓減の法則:人は消費するとき、ある値を境に満足度(限界効用低減)を得られなくなります。例えば、1口目のビールと、5杯目に飲むビールでは、人の満足度は違うということです。要は人間は慣れる生き物といういことですね。
お金があれば幸福になるというのは、「お金のことを考えすぎると不幸になる(煩悩)」ということなので、お金のことを考えなくても済む「年収800万円・資産1億円」を達成することが幸せには必要ということになります。
僕もこれを目指しています。ちなみに幸福度に関するデータについては、「日本の幸福度 格差・労働・家族」を参照されています。
余った金融資産は、金利によって投資戦略が変わります▼
マイナス金利が投資家に与える影響
例えば政府はマイナス金利政策を2016年2月から実施しました。
経済活性化とデフレ脱却のために、金融機関が資金を企業や投資に回すようにして景気を刺激しようとしたわけです。
このとき、銀行の銀行である日本銀行の当座預金残高は253兆4290億円で、8.9%にあたる23兆1940億円がマイナス金利適用となりました。
このとき投資家としては、金利が悪くなった預金や国債よりも株式や不動産を保有した方がお金を稼ぐことができると予想すれば、国債を売却したり預金を辞めます。すると債権価格は下落し、今度は金利が上昇します。
逆にいえば、株や不動産に投資する方がお金を稼ぐことができないと考えれば、いくらマイナス金利であろうと預金か国債を保有した方がいいでしょう。
個人投資家だけでなく、年金基金や生命保険会社などの機関投資家、投資信託やヘッジファンドなどのプロの投資家も含まれます。
金融資産は海外を含ませる
2013年4月から始まった日銀の金融緩和政策では、お金の供給を増やして、お金の価値を下げさせ、さらに満期の長いETF(上場投資信託)などのリスクが大きい資産を購入するなどして物価の価値を2%向上させる政策を実施し、景気を刺激しました。
しかし、未だに物価は上昇せず、好景気とまではいえない状況が続いています。
そのため橘玲氏は、通貨の価値は相対的なものなので、金融資産はドルやユーロなどの外貨預金に分散しておいたほうがいいと主張しています。
結論:株式投資は世界株式(1554)1択
もしくは、市場経済の長期的な拡大を前提とするならば、投資対象を選別する費用対効果も含めて東証の「上場インデックス世界株式(1554)」に積立投資することをお勧めしています。
さらに、証券会社や銀行の店頭で販売されている投資信託と違い、株式市場に上場しているETFなので、販売手数料は不要で、売買手数料とインデックスファンドの運用手数料しか掛かりません。
ぜひ参考にしてみてください。
おわりに
ピケティが証明した通り、自分の労働力だけでお金を増やすのではなく、自分のお金にも働いてもらうことで、お金を増やす方がよりお金を稼げるのです。
この方法を知っている人と知っていない人とでは、人生に多くの格差が付きますので、ぜひあなたも今日から資産運用を初めてみましょう!
金融資産も大事ですが、人的資本(労働力)と社会資本(人間関係)も自由で豊かで幸せな人生を歩むには必要ですので、下記の記事もぜひご一読ください▼
正しい知識を身に付けることで、毎日を楽しく豊かなに過ごしましょう!