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労働辛い?抜け出す方法をノーベル経済学者が公開【悩み解決】

労働辛い?抜け出す方法をノーベル経済学者が公開【悩み解決】

こんな疑問や課題に答えます▼

労働が辛い。労働が辛くならない方法を教えて欲しい。

労働から抜け出しした。抜け出す方法を教えて欲しい。

ノーベル経済学者が語る労働とは?労働の本質について

とも

これらの疑問にお答えするために、この記事では橘玲さん(作家)の2017年6月出版『幸福の資本論』を元に巷に溢れる表面的なテクニックではなく、非常に本質的なことを綴りました。

この本はかなりアカデミックな内容のため、咀嚼するのに大変苦労しますが、この記事で世界一わかりやすく解説していますので、労働が辛い方、辛い労働から抜け出したい方は読んでください。

あなたも労働の本質を知ることで、労働が辛くなくなり、辛い労働から抜け出して、自由で快適な人生を手に入れましょう!

労働(人的資本)のルール

ゲーリー・S・ベッカー(Gary S. Becker)シカゴ大学教授(ノーベル賞経済学者)

ノーベル経済学賞を受賞したアメリカの経済学者ゲーリー・ベッカーは、ひとはそれぞれ「人的資本(ヒューマンキャピタル)」を持っており、それを労働市場に投資して日々の糧となる収益(給料)を得ているのだと考えました。

一般的に多くの人は、自分の労働力(時間・スキル)をサラリーマンとして会社に提供することで、対価として給料というリターンを得ています。

つまり、労働市場も金融市場と同じ考えで、私たちは自分の時間やスキルを投資して回収することで生活しているのです。

お金、労働のルール2選

金融取引のルールは2つあります▼

  • 利益は大きければ大きいほどいい
  • 同じ利益ならリスクの小さい(安定)方がいい

また、人的資本(労働)の投資についても同じく2つのルールがあります▼

  • 収入は多ければ多いほどいい
  • 同じ収入ならリスクの小さい(安定)方がいい

ここまでは金融取引と同じですね。利益が収入に変わっただけです。

しかし、人的資本の投資には金融取引にはない非常に際立った重要な特徴があります▼

自己実現できる仕事の価値

  • 同じ収入なら(あるいは収入が少なくても)自己実現できる仕事がいい

自己実現とは、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した「欲求の五段階説」の中で最も高次な欲求のことです。

著者の橘玲氏は自己実現を「かげがえのない自分になること」と定義しています。

こうした性質から、私たちは無意識のうちに仕事について2つの目標を設定しています▼

  • 人的資本(労働)からより多くの富を手に入れる
  • 人的資本(労働)を使って自己実現する

これが人的資本を最適化させるために私たちが無意識のうちにしている目標です。

労働が辛くない職業、仕事

例えば、労働を単なるお金を稼ぐ手段として捉えるのではなく、仕事を通じて自分の夢を叶えたいという夢追い人という人達がいます▼

  • 役者、俳優、女優、声優
  • TVタレント、芸能人、お笑い芸人、アイドル
  • バンドマン、ミュージシャン、シンガーソングライター
  • アニメーター、イラストレーター、芸術家

こういう人々は労働が全く辛くありません。

なぜならお金のために労働しているからではなく、自分の理想や夢を実現するために働いているからです。

とはいえ、労働の価値は社会、世間が決めるものなので、世の中から求められていなければ、お金を稼ぐことができません。

したがって、ほとんどの、世の中が求めるスキルを身に付けて、その労働力(スキルと時間)を提供することでお金を稼いでいます。

では、次に現代社会の動きについてみていきましょう。

現代社会の労働

新しい働き方3箇条

  • 知識社会化
  • グローバル化
  • リベラル化

AI(人工知能)やICT(情報通信技術)に代表される「テクノロジーの進化」が現代社会のキーワードになります。

そのため世界はフラット化し、国と国との境界がなくなりつつあります。

そうです、グローバル化です。

そんなグローバル市場のなかで競争して勝ち抜くには、優秀な人材獲得が重要で、採用にあたり人材を肌の色や国籍で差別せず、あらゆる社員を平等に扱うリベラルな会社が好まれるようになってきているわけです。

リベラル化への反動がトランプ現象

そのような背景から「知識社会化=グローバル化=リベラル化」が三位一体構造で進んでいます。

そこから脱落する人が増えて、中流が崩壊し、超格差社会となって、その怒りが社会の「保守化=右傾化(トランプ現象)」を招いています。

とはいえ、将棋や囲碁のチャンピオンを打ち負かすようなAIの進化に象徴されるテクノロジーの発展は、止めることはできません。

したがって、社会の軋轢を生みながらも知識社会化が加速度的に進展していきます。

ということは?

知識社会に適応できないと脱落する

企業であれ、個人であれ、知識社会に適応できなければ脱落するだけだ。

閉鎖的な雇用構造が蔓延る日本企業では、グーグルやアマゾンのような世界的大企業に負け続ける一方で、未だに正社員や公務員の既得権を守ろうとするため雇用改革が進まず、変わりません。

したがって、知識社会化に適応できない日本の会社の内側で社内特化のスキルを磨くよりも、その外側で「人的資本を育てることが重要だ」と橘玲氏は主張しています。

僕も日本の会社にしがみつく戦略よりも、自分の能力にコミットする戦略を常々意識してキャリアを考えてきました。そのため、新卒入社1ヶ月で会社を辞めたことは、今では大正解でした▼

では、このような社会背景を踏まえた上で、幸せになれるキャリア戦略とは、どのような労働、働き方でしょうか?

仕事・労働の種類

マックジョブ、クリエイティブクラス

ロバート・B・ライシュ 元アメリカ合衆国労働長官

ロバート・B・ライシュ
元アメリカ合衆国労働長官

  • マックジョブ:定型化された仕事で、会社のバックオフィス部門(事務職)やものづくりの現場
  • クリエイティブクラス:仕事の価値が時給計算できない仕事

これはクリントン政権で労働長官を勤めた経済学者ロバート・ライシュが1991年に「The Work of Nations」の中で、グローバル競争によって仕事はこの2種類に二極化すると予言したものです。

時給計算できないクリエイティブクラスにも、「拡張性の有無」で収益性が変わります。

例えばその場にいる顧客にしかコンテンツを届けられない劇団員よりも、全国の顧客に届けられる役者の方が、儲かります▼

果ての国、月並みの国

クリエイティブクラスマックジョブ
拡張可能な仕事:クリエイター拡張不可能な仕事:スペシャリストマニュアル化された拡張不可能な仕事:バックオフィス
果ての国月並みの国

この拡張性による富の総量の差は、金融業界の有名人ニコラス・タレブが全米で150万部売れた大ベストセラー本「ブラック・スワン」の中で提唱したものです。

  • 拡張性のない仕事を「月並みの国」
  • 拡張性のある仕事を「果ての国」

一攫千金を狙うなら、クリエイターですが、「ブラックスワン(極めて稀な成功)」に出会えるのは一握りで、スペシャリストは高給な分、強い重圧や負担が掛かり、マックジョブを選択する人が多いのが現状です。

だからといって、マックジョブが悪いということでもなく、労働をお金を稼ぐものと割り切って、趣味に生きることを重視している人にとってはいい選択です。

そしてマックジョブでも自己実現はできることが数々の研究成果から判明されています▼

マックジョブでも自己実現できる

ソニア・リュボミアスキー博士 ポジティブ心理学実証研究の第一人者

ソニア・リュボミアスキー博士
ポジティブ心理学実証研究の第一人者

働くことを「労働とみなす」ひとたちは、本質的にそれが必要悪であり、目標達成のための手段(生計を立てるために必要なもの)で、ポジティブでもなければ精神的な見返りもないと考えています。彼らが働くのは、仕事以外の時間を楽しむためです。

働くことを「キャリアとみなす」ひとたちは、自分を成長させるためのものとして仕事をとらえています。彼らは、仕事と人生を一体化しようとまでは考えてませんが、より多くの収入や社会的ステイタスを得たいという野心を持ち、多くの時間とエネルギーをキャリアアップに注ぎ込みます。

働くことを「天職とみなす」ひとたちは、自分の仕事に充実感や社会的意義を見出し、金銭的な見返りや出世のためではなく、楽しいから働いています。彼らは仕事と人生を切り離すことができず、生涯現役で働くのを当然と考えるでしょう。

幸福研究の第一人者である心理学者のソニア・リュボミアスキーの研究「幸せがずっと続く12の行動習慣」によれば、結論としては、マックジョブでも自己実現できます。

その違いは仕事を労働とみなすか?天職とみなすか?でした。

つまり、マックジョブでも、仕事を意義あるものとみなして、マニュアルにないことも積極的にやることで、2016年上半期に芥川賞を受賞した「コンビニ人間」のように自己実現して、楽しく幸福に働くことができるのです。

マックジョブは時間給のため、生活のために仕方なく(嫌々)働く人も、自己実現のために献身的に働く(幸福な)人も、給料は同じです。

つまり、意図的かは別として、労働者のやりがいを経営者は「搾取」している構造になるのです。

おわりに

もしあなたが今、「労働が辛い。。」「労働から抜け出したい!」と考えているならば、仕事や職場を変える一歩を踏み出す必要があります。

僕は新卒1ヶ月で退社し、2社目も3ヶ月で退職した僕は、実は3社目でホワイト企業に入社して楽しい人生を謳歌できるようになりました。

だからこそ僕は仕事・会社・社風が「合わない=甘えは違う」と断言できるのです▼

ラットレースから抜け出す

僕は職業訓練でITスキルを学びましたが、今だったら転職支援サービスを利用しますね。

職業訓練校は転職支援のノウハウがないので、2社目もブラック企業に入社してしまったからです。

しかし、下記で紹介する無料でITスキルが学べるサービスや、専門のエージェントを利用すれば問題ありません▼

現代社会にはこうした便利なサービスが沢山あって、今の若者は本当に羨ましい限りです。

僕の時代は、就職氷河期かつテクノロジーも今ほど発達していなかったので本当に苦労しました。

今は人手不足ということで、各社20代30代の若者には無料支援と、とても優しいです。

このように素晴らしいサービスの恩恵を享受して、皆さんにはどうか僕のように失敗しないでもらいたいと心から願います。

とも

正しい転職の知識を身に付けることで、楽しくワクワクするような仕事を手に入れましょう!

人的資本(労働力)も大事ですが、金融資産(お金)と社会資本(人間関係)も自由で豊かで幸せな人生を歩むには必要ですので、下記の記事もぜひご一読ください▼

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