自分の強み・長所・性質を自覚していること
しかし、転職・就活前に自分の強みや長所、性質について自覚している人は、少ないと見受けられます。僕もその一人でした。
そこで今回は、そんな転職・就活前の人のために、自分の強み・長所・性質を把握する方法を共有したいと思います。
この記事を読むことで、あなたも仕事が楽しくワクワクする人生を過ごしちゃいましょう!
ストレングスファインダー(診断テスト)
出典:CliftonStrengths 34
ストレングスファインダーという診断テストをご存知でしょうか。
アメリカのギャラップ社という、世論調査のパイオニア的存在の会社が、30年の年月を掛けて200万人という調査を経て、統計学的に180問の質問事項を開発した非常に精度の高い診断テストです。
このストレングスファインダーに感銘を受け、多くの人にお勧めしている有名な方がおられます▼
ストレングスファインダーをおすすめする芸能人・インフルエンサー
まず挙げられるのが、経済評論家として多くのマスメディアに露出している勝間和代さんです。
また、当時ライブドアで社長を勤めていた堀江貴文さんが、自分の年収よりも高い報酬で採用したという天才エンジニアの小飼弾さん(Dan Kogai (@dankogai) | Twitter)です。
自身のブログで(404 Blog Not Found:これで百戦危うからず? – 書評 – さあ、才能に目覚めよう)おすすめされていました。
そして、実際に僕もストレングスファインダーを受けてみたところ、自分の強み・長所・性質について、非常に的を得ていたため、胸を張って皆さんにオススメできます。
転職・就活する前に診断テストを受けよう
ストレングスファインダーを受けるためには、アクセスコードが必要になるのですが、方法としては、2通りあります。価格はどちらも1700円程です。
一つ目は、 ギャラップ社の公式サイトから直接アクセスコードを購入して、ギャラップ社の公式サイトからストレングスファインダーを受ける方法です。これは、クレジットカードを登録しないといけないので、注意が必要です。
二つ目は、「さあ、自分に目覚めよう!」というストレングスファインダーについて詳述されている下記の書籍を購入して、その書籍に付属しているアクセスコードを利用して、ギャラップ社の公式サイトからストレングスファインダーを受ける方法です▼
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
下記の動画で、とてもわかりやすく解説していました▼
転職・就活に役立てよう
出典:Gallup Strengths Center
ストレングスファインダーは、20~30分程で終わります。受け終わりましたら、ストレングスファインダーの公式サイトに診断結果が上記のように、自分の強み・長所・性質が5つ特定されます。
その特定された5つの自分の強み・長所・性質については、詳細なレポートやガイド、動画などが閲覧できるようになるので、これらを読み込むことで、自分の強み・長所・性質について概ね把握できると思います▼
強み・長所・適性の活用法
このブログの読者さんから、Twitterにて上記のDMが届きました。
では、自分の5つの強み・長所・性質について把握したら、どのようにその自分の5つの強み・長所・性質を活かしていけばいいのかを紐解いていきましょう▼
強み・長所・適性=自分固有の思考や行動のパターン
この上位5つの資質は、あなた「傾向性=自分に固有の思考や行動の反応パターン」であって、「強み」そのものではありません。
自分にとって自然で当たり前の傾向性を、日々の仕事や人間関係の中で、意識して効果的生産的に使うことで初めて、誰にも真似できない素晴らしい「強み」になります。
出典:ストレングスファインダーⓇについて | ストレングス・ラボ
まず初めに理解しておきたいことは、自分の強み・長所・性質とは、「自分特有の生まれながらの思考や行動の傾向」のことです。
つまり、ストレングスファインダーによって導き出された5つの強み・長所・性質は、「他の人よりその傾向が強い」ということになります。
強み・長所・適性=他の人よりも難なくできる
自分にとって、呼吸をするように自然で当たり前の感じ方、考え方、行動のしかたが、他の人には普通ではなく、むしろ難しいことであるという事実を知ることが、自分の強みを知るためのスタートです。
ストレングスファインダーによって導き出された自分の5つの強み・長所・性質は、他の人にしてみたら普通ではなく、むしろ難しいのです。先述した通り、まずはこれを認識することが大切です。
例えば、僕のストレングスファインダーの診断結果の5つが「個別化、分析思考、共感性、信念、最上志向」です。
確か、他の人よりも、「個性への興味・関心が強く、様々な人や物事を分析し、人の気持ちを自分のことのように感じて思いやり、自分の考えを正しいと信じる力が強く、何事も最上に強く惹かれ求める傾向」があります。
これはつまり、その5つについては、他の人より抜きん出ているということです。
したがって、この特性を上手く仕事や職業に繋げて活用することができれば、他の人よりも難なく仕事をすることができるわけです。
強み・長所・適性=弱み・短所・性質
自分の1つ1つの資質が、どんな時に強みとして効果的に使われているか、どんな時にもったいない使い方になっているかを認識し、効果的に使える時を増やし、もったいない使い方を少しずつ減らしていくことで、もっている能力を最大化することができます。
よく強みと弱みは表裏一体といいますが、まさにその通りで、僕は「最上志向」という資質を強く持っているために、ついつい完璧主義になってしまい、他の人よりも仕事を終えるのに時間が掛かってしまうことが多いです。
使い方によって、自分の強み・長所・性質は、自分の弱み・短所にもなるので、上手く使いこなせるように意識することが必要になります。
自分の強み・長所・適性が活きる職場・職種選び
「仕事の質と効率は、自分の“強み”と“興味”、マーケットの“需要”の3点が交わったときに最大化します。自己分析により“強み・興味”を正確に把握しておくことが、天職を見つけ、人に評価され、仕事を楽しむための起点になるのです」
出典:勝間和代さんが推薦する「ストレングス・ファインダー」|Amebaニュース
自分の強み・長所・性質を知るだけでは意味がありません。
その強み・長所・性質が活きる職場・職種でないと、本来持っているせっかくの自分の力を発揮できることができず、多くの人の中に埋もれてしまいます。
これは自分自身にとっても、社会のためにとっても、もったいないことです。
自分の強み・長所・適性×好きなこと・興味関心×マーケットの需要
そして、もし自分の強み・長所・性質を発揮できる職場や職種に就けたとしても、その仕事内容に関して、自分の興味関心がないと、自分の力が最大化できないと思います。
したがって、自分の興味関心がある分野の中から、自分の強み・長所・性質を発揮できそうな職場・職種選びをすることが、楽しく働くためには必要でしょう。
また、より多くの報酬や地位を獲得したい方は、さらにマーケットの需要についても調査しておくべきでしょう。求める人の数が多ければ多いほど、報酬も社会的地位も大きくなるからです。
例えば、メジャーの野球選手と日本の野球選手の年俸は全然違いますよね。これは、アメリカと日本のマーケットの規模が全然違うからなんですね。
以上のことから、自分の興味関心が強い分野、かつ需要が大きいマーケットの中から、自分の強み・長所・性質を発揮できそうな職場・職種を選択することが適切になります。
転職・就活する前に「自分の強み・長所・適性」を把握する重要性
できない仕事をきゅうきゅうとしてやるのではなく、どうしたら自分がのびのびと強みを生かせる職場を手に入れることができるか、ぜひ、もう少しじっくりと考えてみてください。
よい仕事が手に入ると、これまでのムダな努力はなんだったんだろうと思うくらい、成果が上がるようになります。だって、あなたの強みが自然に生きているのですから!!
出典:第1回 ストレングスファインダーで人生が変わるわけ (4/4ページ) – 自分の強みと生かし方 : 日経Bizアカデミー
日本は出る杭は打たれる文化が強く、協調性を重んじる傾向にあるので、自分の特性を活かすことよりも、弱点を克服することを志向する風潮が強いように見受けられます。
しかし、僕は「自分の強み・長所・性質」を把握して、その資質を伸ばすことを志向することの重要性を説き勧めたいです。
実際に僕は弱みを克服することを辞めて、強みを活かす方向を志向し、転職してから仕事が楽しくなりました。
今はとても便利なサービスが充実しています。下記の記事にノウハウはまとめてありますので、あなたも楽しい仕事生活を送りましょう▼
好きなこと・興味関心ある分野を仕事にする
恐らく多くの人は興味関心ある分野で、職場・職種を選択していると思います。
例えば、「本が好きだから本屋さんに就職・転職する」とか、「服が好きだから服屋さんに就職・転職する」とかです。これは一見正しそうな進路選択に思えますが、仕事が上手くこなせなく、辛い思いをしてしまう可能性もあります。
好きなこと・興味関心ある分野で仕事をすれば、自分が好きなこと・興味関心あることなので、楽しいし学習するのも苦ではないと思います。
しかし、例えば本が好きといっても、「本を読むのが好きなこと」と「本を売ることが好きなこと」では全然意味合いが変わってくるんです。ここを理解していないと就職・転職に失敗します。
【注意点】お笑い好き(名詞)、ネタ作り・人前に立つこと(動詞)
例えば、僕はお笑いが好きなこと、興味関心ある分野だったので、お笑い芸人を目指して吉本興業の養成所に入学したのですが、非常に辛い思いをしました。
というのも、お笑いは好きだけれど、漫才をしたり、コントをしたり、人前に立つことは好きなことではなかったからです。
そうです。僕は非常に大きな間違いを犯していたのです。興味関心ある(好きなこと)分野は、「名詞」ではなく「動詞」で置き換えるべきだったのです。
ここを間違えると、人生痛い目に遭いますので、ぜひこのブログの読者さんはよく理解しておいてください。
自分の強み・長所・性質は、好きなこと・興味関心の中にあることが多いですね。
なぜなら、好きこそものの上手なれで、一つのことをやり続けられることで、その分野で突き抜けることができるです。
そして、仕事選びは自分の強み・長所・性質をベースに選択した方が、自分にとっても社会にとってもWin-Winの関係(相互に利益を得られる)となり、仕事が楽しくなるのです。
自分の強み・長所・適性 × 好きなこと・興味関心 × マーケットの需要
そして、各分野で成功している人というのは、自分の強みが発揮できる分野で、自分が興味関心がある分野、そして需要も大きい分野という3点が重なった場所で仕事をしている非常に恵まれた人なんです。
いくら自分が野球に興味関心があっても、野球に関する自分の強み・長所・性質が備わっていないといい結果は得られません。
客観的に自分と社会を分析して、人生をよりよく生きよう
先述した通り、僕はかつて非常に興味関心が強かったお笑いの道で食べていこうと吉本興業の養成所に40万円の大金を注ぎ込み、さらに1年間という時間を費やしたことがあります。
しかし、自分の強み・長所・性質と需要(供給が多すぎる)がない故に挫折した経験があります。また、新卒で入社した会社を1ヶ月で辞めた経験があります。
主にお金稼ぎを目的に不動産営業という職種に就いたため、商材への興味関心が全くなく、また自分の強み・長所・性質が発揮できる職場環境ではなかったために、非常に職場・仕事で辛い思いをしました。
ぜひ皆さんには、僕のように人生に挫折し、仕事で辛い思いをしないために、転職・就活する前には「自分の強み・長所・性質」を把握して、その資質を活かせる環境で、自分の能力を思う存分発揮して欲しいと願います。
最後にユニバーサルスタジオジャパンを復活させた森岡さんの言葉を引用したいと思います▼
「会社と結婚せず、職能と結婚してください。営業スキルを身につける、ファイナンシングを極める、エンジニアリングを鍛える……。それを自分で決めればいい。学生ならインターンシップで実際の業務に近いことを真剣にやってみる。
おもしろいと思ったら、その職能にロックオンです。
それをせずに、親が名前を知ってるからという理由で会社を選び、そこで向いてないと思う仕事をするっていうのが、不幸の始まりですよ」
出典:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)森岡毅執行役員
ということで、好きなことをすることで人生の大半を占める仕事が楽しくなり幸せになります。
詳しくは下記の記事をご覧ください▼