効率的な勉強法とは?
頭が良くなる方法とは?
とも
著者(古市幸雄氏)のHP上で「負け犬にならないための勉強法」というタイトルで1万円の値段で販売し、ネット上だけで500部以上も売れたというベストセラーを加筆修正し、1冊の本にまとめた本があります。
それが「1日30分を続けなさい!人生勝利の勉強法55」とその続編「朝30分を続けなさい! 」です。
※2007年にビジネス書部門1位となる40万部以上も売り上げた本です。
この本に書かれている30分勉強法がとても参考になったので、紹介します。
この記事を読むことであなたも効率的に勉強して、人生を楽しく有意義なものにしましょう!
脳科学の実験結果に基づく正しい勉強法
ある程度時間をおいてから再び記憶するまでにかかる手間をどれだけ節約できたか?ということを表すのが節約率です。誤解してはいけないのは、忘却曲線は節約率を表しているだけで、記憶量をどれだけ残っているかを示しているわけではないということです。
出典:エビングハウスの忘却曲線 誤解と本当の意味
ドイツの心理学者でエビングハウスという人がいます。彼の記憶に関する実験で、人は情報を記憶してから、
- 1時間後に半分以上
- 1日後には4分の3
- 1ヶ月後には5分の4
も再び記憶するまでの負担(時間や回数)が増えるということが証明されています。
この実験結果に目を付けた著者は、短期間に集中的に勉強するよりも、定期的に勉強する方が効率的と感じ、
勉強する→1週間後に勉強する→1週間後に勉強する→1ヶ月後に勉強する
という計4回で長期記憶化する効率的な学習スタイルを確立しました。
何が凄いかって、勉強する前に「勉強の方法を勉強する」ということです。
そして、その目の付け所が、ラクして簡単に覚える胡散臭い方法ではなくて、脳科学的にエビデンスのある方法を取り入れていることです▼
長期記憶と一時記憶のメカニズム「海馬」
- 外部情報→側頭葉→海馬→側頭葉(長期記憶)
- 外部情報→側頭葉→海馬→破棄(一時記憶)
脳のメカニズムでいうと、仕入れた情報は、まず側頭葉に流れて、そこから情報を保存する海馬に移行します。
そこでもう一度同じ情報を入れるとまた側頭葉に運ばれて、長期記憶化するのですが、そのまま情報を仕入れてないと忘却してしまいます。
だから、脳科学的には、下記の勉強法が正しいのです▼
勉強する→1週間後に勉強する→1週間後に勉強する→1ヶ月後に勉強する
精神的安定として最悪の状況を想定する
私は大学4年生になる直前から、サラリーマン運転手として仕事を始め、半年後には自分でダンプカーを買って、週1回大学に通う以外はダンプカーの運転をしながら、ひとり暮らしの生活費と遊学資金を稼ぎました。
このような経験から、私はバスやトレーラーの運転免許も持っているので、心のどこかで「もし自分のビジネスがダメになったら、また運転手をすればいい」という精神的安定につながっています。
著者の経歴は、「明治学院大学→読売新聞→MBA(経営修士号)取得→翻訳、手帳・目標達成関連、英語学校の3つのビジネスを立ち上げる」です。
著者は英語で食べていきたいという思いを持っていたようで、実際にその思いは叶い、経歴の通り、英語のビジネスで生活しています。
ここで僕が強く参考になったのが、「ビジネス(英語)がダメになったら」です。
人間はネガティブな生き物ですし、いざというときの保険がないと精神的に安定せず、意欲的に物事に挑戦できないんですよね。
そこで著者は、精神的安定を確保するため、「ダメになったときの食い扶持をしっかり考えていた」のです!
ダメになったら生活保護で暮らせばいいんですよ
僕も「ダメになったら生活保護で暮らせばいいんですよ」という堀江貴文氏の言葉で非常に心がラクになりました。
これは掲示板2chの創始者ひろゆきさんも書籍で仰っていたことです。詳しくは下記の記事で紹介しています▼
日本は「一度レールから外れたらもう終わり」と思っている方が非常に多いように見受けられるのですが、実際はセーフティーネットがしっかりしているので、そこまで気に病む必要はないんですよ。
例えば、ニート・無職やフリーターとか失業保険に入っていない人でも、求職者支援訓練で毎月10万円貰いながら、最新の職業スキルを取得できたりします。
僕はこの制度のおかげでニート・無職から脱して充実した生活を送れるようになりました▼
目標を紙に書き、それを毎日読み返せば実現する
人の行動の大半は無意識(潜在意識)が操っています。
無意識が行なうことというのは、簡単に言うと、あなたが気付いていない習慣や癖のことです。つまり、あなたの日々の行動パターンのほとんどは、あなたの知らない間に無意識が勝手に行っているものなのです。
そして、あなたの習慣はどのように形成されたかというと、あなたの親や周囲の人間から長年繰り返し送り続けられたメッセージによって、いつの間にか無意識にプログラムされてしまったのです。
人の行動の大半は無意識なんですよね。そして、その無意識がどのように形成されたのかというと、多くの場合、周囲の人間です。
なぜ多くの日本人が「一流大学→一流企業」を目指すのかというと、大人になるまでに周囲の人間に「その生き方が正解だよ!」と無意識に教育(洗脳)されてしまったからです。
だから多くの人は、「自分の好きなことや本当にやりたいことをやらない」で、「自分に合わない会社や仕事を辞めるという選択ができない」のですね。
今まで真面目に頑張ってきた人ほど、辞められないんです。とてもとても不安で怖いのです。
なぜ日本の教育については、下記の記事に詳しくまとめてありますので、「今さら人に聞けない!」という方はご一読ください▼
勉強成果の公式は「質×集中力×時間の2乗+過去の蓄積」
上の図の通り、勉強成果の公式は「教材・サービスの質×集中力×時間の2乗+過去の蓄積」とインプット量の重要性を主張しています。
著者が本で述べていることは、基本的に「目標を定めて、毎日勉強をし続けること」の重要性です。
もう何度も何度も勉強を続けることは大事だよ、成功するには勉強を続けることが不可欠だよ、とここぞとばかりに何度も出てきます。
成功者の時間(インプット量、アウトプット量)が凄すぎる
これも結構当たり前といえば、当たり前なんですが、ほとんどの人は出来ていないんですよね。逆に成功している人は、本当に人生の大半を何かに費やしています▼
- ホリエモンは多くのネットニュースや人から情報をインプットしています
- 池上彰さんも複数の新聞を数時間も掛けて毎日読んでいるそうです
- イチローだって毎日のように素振りしています
- ワンピースの作者だって夜中の2時〜早朝5時以外の時間は漫画を描いています
- ナルトの作者もドラゴンボールの作者も寝食忘れてひたすら漫画を描いています
- あのピカソだって作品数がギネス記録です
ということで、あなたがもし成功したいと強く思うならば、何か寝食忘れて没頭できる物事を見つけましょう。孫正義さんも言っています▼
登りたい山を決める事。これで人生の半分が決まる。
— 孫正義 (@masason) 2010年1月12日
もしあなたが「凡人で終わりたくない!」「成功したい!」と強く思うならば、それも大きな才能なんですよ。特別な能力なんです。
多くの人は、「平凡な人生でいいや」と思ってますから。これは本当です。
クリティカルポイントまで続けること
多くの人が物事を続けられない原因の一つは、「成果が出ないから」です。きっと成果が出れば楽しくて続けられると思うんですよ。でも成果が出るには、長い年月が必要なんです。
その年月を著者は「やり方さえ間違っていなければ、15ヶ月以上やり続ければ何かが起きる」と主張しています。
僕も、今までできなかったことや理解できなかったことが、あるとき急にできるようになることが人生で何回かありました。
あなたも心当たりがあるのではないでしょうか。その現象についての言葉がちゃんとあったんですよ。
続けたい物事にもよるとは思いますが、最低でも15ヶ月はやることを始める前に意識しておいた方がいいですね。
そしてその15ヶ月を続けるためには、習慣化が大切になります。
習慣化のための創意工夫を怠ってはいけません。
運動習慣などの身体作りはホリエモンの継続する方法を実践したら確実に習慣化できます▼
人脈づくりは後回し
人脈を広げる努力をする暇があったら、黙って勉強したほうが100倍マシです。あなたに実力がつけば、自然と相手のほうから寄ってきます。
これは僕の経験上、とても共感しました。異業種交流会みたいな場に行くと、なんだかよくわからないけど交流したい人達がいっぱいいます。
しかし、彼らと交流しても、自分に実力がないと意味がないんですよ。なんというか弱肉強食の世界です。
みんな特別なスキルを持ったひとや、有名な人に群がるんですよ。僕なんかが挨拶しても、社交辞令で終わりです。何者でもない自分は相手にされません。
強いて言うなら、カーストの最底辺を味わい「見返してやるー!」と負のパワーをもらうメリットはありますね。あとは正直行っても無駄です。
よくSNSなんかでも、皆さん有名な人や特別なスキルを持った人同士で交流していますよね。人間というのは、自分の実力に合わせて、付き合う人間も変わるものなんです。
OSと一緒で、人間関係もアップグレードしていくものなんですね。
そもそも人脈なんて、自分が有能な人間になれば、嫌でも付いてくるものだと思うので、そんな暇があったら、自分を磨くことに専念しましょう。
そもそも人間は、この世に73億人以上いるのです。
おわりに
この勉強法を身に付けた上で、将来性抜群のITスキルを身に付けると人材価値が劇的に上昇し、市場で高く取引されるような価値ある人材になることができます。
IT業界は本当に専門用語がたくさんあるので、日々勉強していかないといけない業界です。しかし、そのぶん成長を実感できて、スキルが積み上がる業界です。
もしあなたが「IT業界に興味があるにも関わらず、スキル不足やIT未経験者のため転職を躊躇している」というのならば、安心ください。
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ITスキルを保有した営業マンの市場価値も高いので、エンジニアだけでなく営業マンの方にもオススメです▼
正しい勉強法を身に付けた上で、将来性抜群のITスキルを身に付けて、あなたの人生を快適で楽しいものにしましょう!