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会社辞める人を呪う同調圧力「皆と違う方向に行くしか楽しみはない」

会社辞める人を呪う同調圧力「皆と違う方向に行くしか楽しみはない」

先日更新した湯山玲子さんと雨宮まみさんの対談記事が好評だったので、もう一つ印象深いエピソードを紹介します。

皆と違う方向に行くことしか楽しみはない

湯山:よく「日常がいい」なんて言い方があるけど、日常がいいなんて思っちゃだめですよ。そんなに日常が楽しいんだったら、こんなにみんな病んでないって(笑)。やっぱり冒険したり、自分は違う人って認められたいと思ったり、みんなと違う方向に行くことしか楽しみはないと思いますよ。はっきり言って。

みんなと違うことをやることの重要性は、厚切りジェイソンさんや堀江貴文さんを始めとした多くの成功者も仰っていますよね。

堀江貴文のブログでは言えない話 Vol.318:堀江貴文 ブログでは言えない話

厚切りジェイソン:せっかくそれぞれの専門性があるなら、違いを生かして組織を活性化すればいいと思うんですけどね。このままだと競争力が落ちて、どんどんほかの国に抜かれちゃいますよ。

堀江:もう抜かれてるよね。1人当たりの国内総生産(GDP)、もう26位になっちゃったからね、日本。

厚切りジェイソン:僕は10年前に他人と差別化できる将来性のあるスキルとして日本語の習得を選んだけれど、今同じように選ぶとしたら、ぶっちゃけ、違う国の言語を選ぶと思う。

堀江:そうなっちゃうよね。寂しいことだよね。10年前だとまだ日本はアジアにとって目標とされる国で、マレーシアみたいに「Look East(日本に学べ)」とうたう国もあったのに。

高度経済成長期に求められた事務処理能力の高い会社員を養成することを主とした学校教育のおかげで、私たち日本人の多くは協調性の部分をやたらと成長させられて、みんなと違うことをやらないように教えこまれてきました。その結果、みんな似たような凡人になっていますよね。

ブログの世界は個性がある人が人気だったりします。個性に人は魅了されるんです。ビジネスの世界でも、どこもかしこも同じような商品サービスになりがちなんですが、成長している企業は独自の商品サービスを持っていたりしますもんね。

日本社会の同調圧力

雨宮:会社勤めをしてたときって、「そこから抜け出さないように」っていう同調圧力がものすごくあった気がするんですよ。で、会社を辞めてもまだあるんですよね。業界全体とかで、そこからはみ出ようとする人に対して、すごい圧力をかけたり、非難したりする。

会社勤めをしていた雨宮まみさんは、 当時、同調圧力を感じていたようです。ある枠からはみ出るようなことをしたら、圧力をかけたり、非難したりして、村八分にする。これは学校や会社で誰もが感じたことのある感覚なんじゃないでしょうか。

抜け駆けを許さない日本社会

湯山:そんなのそうなるに決まってんじゃん。だって、そういうやつはひとりだけいい思いしようとしてる、とみなされてる(笑)。そんなやつは全員で足引っ張って、自分と同じレベルにするんだよ。抜け駆けしようとするやつがいたら、足を引っ張る。私はぴあっていう会社に十数年いたので、やっぱり辞めるときには、呪いをかけられましたよ。

しかし、そのような同調圧力に対して、そんなの当たり前じゃん!とあっさり断言する湯山玲子さん。ぴあに十数年いた湯山玲子さんも、そんな同調圧力を受けたといいます。「呪い」と表現していますがw

同調圧力という名の呪い

湯山:具体的には「会社を辞めた人間で、フリーで活躍してる人はいない」「会社の下請けで、会社から仕事もらって生活していくしかない」って言われたりね。私は33歳でフリーになったんだけど、「その歳でフリーになったって、いい話聞かないよ?」とか。

会社から独立しようとすると、そんなの上手くいかないよってアドバイス(クソバイス)を言ってくる人っていますよね。

雨宮:「なに考えてんの?」みたいな?

湯山:そうも言わない。もうちょっと柔らかく「やっぱり厳しいみたいよ〜」みたいな感じで攻めてくるのね。でも実際に飛び出してみたら、それは100%嘘だったことがわかりましたよね(笑)。

雨宮:私も会社を辞めてフリーになるとき、言われましたね。「フリーなんて何の保障もないし」「食べていけない人って山ほどいるし」みたいな。確かにそれなそうだな〜と思いつつ、そんなこと知らないでフリーになるわけじゃないのに、なんでわざわざ言うんだろう?と思ってました。

多くの独立した人達が言うのですが、みんな飛び出してみたら対したことなかったって言います。湯山玲子さんと雨宮まみさんも飛び出してみたら対したことなかったみたいですね。

夢や目標を、堂々と口に出す。

起業経験者の先輩はみんな「いいねー応援するよ」といって、私の疑問や質問に次々打ち手を見せてきた。でも、起業した事のない人にいうと「絶対無理、悪い事はいわないからやめな」と親切な否定モードで、それ以上の話を聞いてくれる感じでもなかった。

上場企業の女社長「0.09%」の壁に挑む経沢香保子さんも、否定的なことを言われてきたみたいです。逆に起業経験者の先輩たちからは応援されるといいます。経験値が高い人は話を聞いてくれるんですよね。

集団の中から違うステージに行こうとする人を引きずり下ろす日本社会

湯山:集団の中から、ひとりだけ違うところに行こうとすると、集団の側はそこにとどまらせようとするんだよね。それは女でも男でも、まったく同じ。ひとりだけいい思いしようとすると、そりゃ全力で足引っ張りますよ。

そういうときに真っ向から反発するんじゃなくて、そんなことを言う相手を傷つけないようにうまくやって、関係を断たないでおくのも大事。そこは、正直者じゃだめですよね。30歳過ぎたら、嘘の使い手になんないと。

何か新しいことに挑戦するときに、反対は付き物ですよね。でもそんな反対に対して、反発するのではなく、且つ関係を断つわけでもなく、そこは大人の対応をしてうまいことやった方がいいと湯山玲子さんは言います。

30過ぎたら嘘の使い手にならないといけない

これ、めっちゃ心に響きました。僕はついつい反発してしまったり、この人はダメだとすぐに関係を断ってしまいがちなんですが、大人になればなるほど、正直者よりも嘘を上手く使いこなしている人の方が、上手く世渡りしてるな〜、得してるな〜って感じます。

僕も最近は無理して嘘付くようにしています。嘘というか、大人の対応ですね。例えば、待ち合わせ場所に遅れてきた友人に「ごめん、待たせて」と言われたら「大丈夫、いま来たばかりだから」と円滑なコミュニケーションを心掛けていますw

 

全員が敵だと思ってると、本物の味方がわかる

湯山:疑うところから初めて愛が生まれるっていうか、全員が敵だと思ってると、そうじゃない人が来たときに「あ、この人は本物の味方だな」ってわかるから。最初から「みんな友達〜!」っていう感じでいると、本物の味方も来ないし、来てもわかんないよ。

疑うところから愛が生まれるって面白いですね。全員敵だと思っていると味方がわかり、全員味方だと思っていると本物の味方がわからないって妙に説得力があります。

そういえば、深田恭子さんが「人に期待しない」と仰っていたことを思い出しました。人に期待しないことで、人に対してストレスを感じなくなると言うのです。これもすごい納得したのを覚えています。

おわりに

皆と同じことをやっていては、美味しい思いはできませんよね。競争が少ないところ、或いは、競争が多くても人と違うことをやることで、価値というのは上がるものです。

ただ、人と違うことに批判や反対は付き物なので、その際は突発的に反発はせずに、上手く対処していきたいものですね♪

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